●●●ノルウェー福祉レポート・3●●●
 《老人ホームの様子・外観編》
by Yoko(管理人)
(2001/4/24更新)

aaskollen外観   stroemsoe外観
Åskollen Bo-og Servicesenter ⇔ Strømsø Bo-og Servicesenter
画像にマウスポインタを重ねると大きく見られます!
(ネットスケープをお使いの方はごめんなさい・・・)

お馴染み(?)管理人Yokoのコーナー第3弾。
ここからは老人ホームの特集です。
地域の老人ホームモデルとして、ドラメンのサービスセンターを2か所ほどご紹介します。
一度では重たくなってしまうので、まずは外観にテーマを絞りましょう。今後は内観、プランなどを特集していく予定ですのでお楽しみに。

それにしてもノルウェーの施設は寛大でした。言葉もまともに通じないわけのわからない日本人に、ちゃんと施設見学をさせてくれたのです。今、振り返ってみても感謝感激。どこかで聞いたのですが、ノルウェー人というのは、弱いものには優しいとか。そうかあ、やっぱりね。と妙に納得してしまった私です。(つまりは同情されたということでしょう・・・)

さてさて、本題でした。
とは言っても、外観を説明するのには写真で見ていただくのが一番。
下手な私の感想は必要ないでしょう。
上の写真左はÅskollen(オースコッレン)の老人ホームで、ドラメンの高台の上にあります。バスで行くのが一般的ですが、私は自転車を使ったのでへとへとでした。(それもストライキのせいで、アポイントがのびのびになって3回も通うはめに・・・・)
ドラメンフィヨルドを見下ろす、とっても景色の美しいところです。ただ、中心地からはちょっと離れているためにお年寄りには少しばかり不便かもしれません。それでもたくさんのお年寄りたちで賑わっていました。

上の写真右は、Strømsø(ストロムソ)の老人ホームで、ドラメンの中心部近くにあります。中心部といっても、ご覧の通り周囲が広い公園(庭かも??)になっています。ストロムソのアプローチ
こちらは、開設がなんと1950年。ただ、建物は4年前に大々的に改修工事をしたそうです。
古い建物を長く使えるのは、文化の違いですね・・・・。
右の写真は、玄関までのアプローチ部分です。

ちょっと地域のことを説明しておきましょう。ドラメン市は人口約5万4千人。
各地区にこのような福祉施設が点在していて、ざっと10施設ほどありました。
これらをあえて高齢者向けと呼ぶのはやめておきます。本当は老人ホームと呼ぶのも間違いかもしれません。なぜなら、施設の入所に年齢制限はないと伺ったからです。


くつろぐ人々Åskollenの外観は、煉瓦調タイル貼り。とっても重厚な雰囲気です。
まさにホテルのようです。ドラメンの中でも、最も新しいと聞いていたのですが、これで築16年も経っているそうです。話によれば、今ごろ、更に新しい老人ホームが建設されていると思います。きっと久々の新築ですね。

こちらの写真をご覧下さい。(マウスポインタを重ねてください)
入り口の隣に作られた大きなテラスにはベンチがあって、お天気のいい中、お年寄りたちがおしゃべりを楽しんでいます。施設の方に聞いたのですが、入所の方はもちろん、近所のお年寄りや、ご家族や、いろいろな人が集う、憩いの場になっているそうです。

併設の託児施設


外観をぐるっと廻って、発見したのは、併設された託児施設です。日本の老人ホームでは、ちょっと見られない光景ではないでしょうか?

最後に外観のまとめです。
日本の老人ホームに必ずあるのに、ノルウェーの老人ホームには決して無いものがありました。
それは、外部の人が勝手に入れないように(中から逃げられないように?)周囲を取り囲むフェンスです。

では、次回はいつになるか不明ですが、これらの施設の内部をご紹介しますね。


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