・・・留学体験・・・
■留学体験報告■

Osloでの音楽留学(2008年8月〜)
    安保美希(ノルウェー国立音楽大学へ留学中)


第1回 「初めまして」

ノルウェーに行きたいと思ったきっかけは色々あったけれど、 何で自分が今この国にいるんだろうって、最近考えるんです。自分でもいまだによく分からない(笑)。なんか不思議です。
特に、入試の為に自分が初めてノルウェーに来たときのことをよく思い出します。

そこで今回はノルウェーの音楽大学の入試について書こうと思います。
(留学日記ブログをご覧になりたい方はこちらへどうぞ☆)

ノルウェーには2つの音楽大学があり、オスロにあるのが私が通っているノルウェー国立音楽大学(Norges Musikkhøgskole)、もう1つがベルゲンにあるグリーグアカデミー (Griegakademiet)です。オスロにはもう1つ、私立の音楽学校があります。

私がノルウェーにはるばる行って受験をしたのは2008年の3月、2つの音楽大学を受験しました。
ここに書くことは学部の正規入学についてです。マスターや交換留学、ゲストスチューデントなどは語学の面もなども含めて、学部とは異なります。

グリーグアカデミーの入試の手続きでも色々ありましたが、愚痴になってしまうのでそれについては触れないでおこうと思います(笑)
この国での手続きには、十分な時間と強気な姿勢、気持ちのゆとり(つまりイライラしない)が必要だと思いました。そして「返事が来るまで連絡をしない」はしない方が良いという事にも気付きました。受験のような、申し込み用紙やオーディションのCDなどの締め切りが重要な場合は特にです。のんびりした国ですが、締め切りなどはきちんとしている、というよりむしろ早いんじゃない?なんて思います。

オスロの日本人はみんな「この国ではやったもん勝ちだよ!」と言いますが、本当にその通りだと思います。前はそんな風に思っていなかったのですが、よく考えてみると今までの出来事全部がまさにその通りなんです。
オーディション用のDVDについて質問して、返事がなかった時も「送ればなんとかなる!」
実際にノルウェーに行って試験しなければいけないかと質問して、また返事が来なかった時も「行けばなんとかなる!」
ノルウェー語話せないから受ける資格があるか聞いて、またまた返事がなかった時も「とりあえず受けちゃおう!」
学部用の申込用紙がなくてどうしようもなかった時「書けばなんとかなる!」と思って、大学院用の用紙にむりやり書いた
な〜んて感じでした。今思えば自分がした事とは思えないです。

2つの大学とも、ソルフェージュと実技試験があり、ノルウェー語や英語の語学テストはありませんでした。つまり、話せる事が前提での入試です。なので英語もあやふやな私が受験をした事は無茶としか言いようがありませんでした。実際、ノルウェー語が話せないと学部入学はできないため、私が入学出来たのは訳ありで、本当に運が良かったと思います。もちろん今は苦労が多いですが!

ノルウェー国立音大はきちんと第1、2、3ラウンドまで分かれていて、実技試験も二回ありました。それに加えて、実技試験の前に初見と新曲視唱のテストがありました。グリーグアカデミーではなかったし2つのテストの存在を知らされていなかったので、急に言われて慌ててドッキドキのまま受けたのをいまだに覚えています。そして北欧チックな感じのポップな校舎の作りにわくわくした気がする。

「ノルウェーだからグリーグ弾かなきゃな〜」なんて思って一曲だけ弾きましたが、今になって友達に聞いたらみんな弾かなかったみたいだし、試験官の先生方も全然そういうの気にしていない感じでした。ノルウェー人はコーヒー大好きですが、私がピアノの部屋に入った時も先生方コーヒー飲みながら「あ〜入って入って♪」なんて言っていました。

ソルフェージュの問題は2校とも共通の問題でした。ノルウェーの音楽記号の表記法に戸惑った記憶があります。結局迷って、日本で勉強した記号と、ヨーロ学内でのコンサートの様子ッパ?(笑)で使われてる記号を書いて、なんとか提出。まずソルフェージュで絶対落ちるー!と思いましたね。
ちなみに、音楽用語には授業を受けてる今も苦労している最中です…

こう振り返ると、イライラしたり、不安になって心配でしょうがなかったり、不信感を持ってしまったり、色々振り回された事もあったけれど、ぶつぶつ文句を言いながらも、なぜかこの国が気になるというか興味がわいてきて、結局今この地で勉強しているというわけです。


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第2回 「コンサートツアー」

あけましておめでとうございます。
今年もオスロで頑張ります!そして1月は結構雪が降っていて寒さに大分慣れたつもりなのですが、夜遅くに駅のホームで電車を待っている時はやっぱり辛いです。日本と違って夜遅くは30分に1本とかなので。。
雪は降ったあとがやっかいで、降ってる時はふわふわしていて良いのですが、数日後まるでスケートリンクのような状態の地面を歩くのはハラハラどころか生きるか死ぬか、命がけです。まさにサバイバル。

さて、今回はピアノ科の生徒全員でまわったツアーについて書こうと思います。
私がちょっとびっくりしたこと。
それはノルウェー人はスピーチが好きだということ。自分の演奏の前に曲の説明や作曲家について話さなければいけなかったのですが、私は演奏よりもこっちが不安でしょうがなくて、ノルウェー人もみんなシャイだからちょっとしか話さないだろうと思っていました。

音大ホールにて演奏中が、実際は正反対でステージを歩きながら、観客に質問しながら、語り手のように話していて驚きました。トークショーみたいでした。ピアニストならまだしも学生なのに、ユーモアたっぷりまぜていて、曲には関係無い作曲家の愛人関係についてや、曲を書かない時は普段はかつらの手入ればかりしていた事などを語って観客から笑いをとってる生徒も。話し終わってピアノに座ってからも、やっと弾き始めると思ったらクルっと客席の方に顔をむけて、最後に一言決めゼリフを言って観客が笑っている間に弾き始めるという、私には真似出来ないパフォーマンスでした。もっとノルウェー語話せれば自信持って話せるのになぁと思いました。私はノルウェー語で自己紹介と曲の解説を言うのでいっぱいいっぱいで、紙に書いた原稿を暗記するだけの棒読み状態でした。

ツアーは全5回のコンサートでオスロとオスロ近辺などをまわりました。私は5回とも参加する事ができ、とても良い経験になりました。

1日目はGrimstadというオスロから長距離バスに乗って4時間半ほどのところにある高校(音楽科がある)で、さすがに途中何度も気持ち悪くなりました。ノルウェーは道が上下にも揺れ左右にも揺れるので。。
そこの高校の先生全員と聴衆が若い子達ばかりでちょっとドキドキだったけど、みんな温かくて気持ちよく弾けました。建物は新しくてきれいで北欧建築らしい作りで、学食も音大より立派でした。コンサート後は学食の全メニューをタダで提供してくれてみんながっつり食べ、帰りのバスは全員が爆睡。

2日目はオスロにあるAdventkirkenという教会でこの日は音大の友達が来てくれました。

3日目はミニバスをチャーターして、音大で待ち合わせし1時間かけてHonefossという町へ。お腹がすいて店を探したんですが、パン屋とコンビニとスーパ―が一軒ずつだけあるという、可愛らしいサイズの町。
会場は博物館で、元は刑務所だった建物がミュージアムになっていてとても不思議な雰囲気でした。元は独房だった所が部屋になっていてそこで衣装に着替えたんですが、友達が閉じ込める真似をして本当に怖かったです。展示として独房にベッドなども置いてあったのですが、他の友達は緊張のしすぎで疲れたといって本当に寝ていました。電気椅子や看守の制服なども飾ってあって、お化け屋敷より怖かった。でもピアノが置いてある会場は素敵でした♪
ツアーのメンバーたち
4日目はオスロの南西にあるSlemmestadにある教会で、一緒に出た友達が言うには教会は神聖な場所だから、ドレスと言っても肌の露出をひかえたものを着ると言っていました。つまり華やかさというより”正装”という感じでしょうか。私は無難にワンピースにしました。

最終日はこれからなのですが、音大のLevinsalenというホールでしめくくりです。この日はピアノ科の先生も全員聴きに来るので、最後の最後まで気を抜かず頑張らなければ。

高校や教会、博物館で演奏すること自体が初めてだったのでそれだけですごく楽しかったし、旅行と違って演奏しに行くのは達成感があるというか、終わった後に「とても良い演奏をありがとう!」(Du spilt kjempe bra! tusentakk!)と言われると行った意味があったなーと嬉しくなります。
ノルウェー人ならともかく、私の場合は用もなければ自分からは行かないような田舎の小さな町なので、こうやってきっかけがあって行ける事はとても貴重だなと思います。どの町も初めて聞いた地名だったし、そこで偶然出会えたお客さんとの会話は宝だし、たまたま聴きに来ただけのお客さんが何か良いものを感じて帰ってもらえたら、それはすごく素敵な事ですよね。
雪の日の音大
そして、ホッカイロを持っていた私を、救いの天使だとみんなは言います。
「なんでノルウェーの方が寒いのに、ジャパニーズはこんな素晴らしいものを発明したの?!」と言い、ジ〜っとカイロを見つめていました。日本の製品は素晴らしいですね。
今回のツアーはノルウェー人の温かさを感じる事ができた素晴らしいものでした。
また来年のツアーが楽しみです。


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第3回 「留学生活10ヶ月」

ノルウェーの留学生活も、もう10ヶ月になります。
授業も今週で終わり、本当にたくさんの出来事があったので、とても濃い一年生でした。
来週からは試験やコンサートなどが続き、1年生はまだ試験が少ないので「来年はもっと大変だよ!」と2年生の先輩に脅されました。
ノルウェー語も中途半端で、こんなんで夏休み後に2年生になって良いのかと不安になりますが、時間は待ってくれないので自信がなくても前に進むしかありません。

ある風景1この一年間、色々ありました。
ノルウェー語も分からず、最初は話せないのが恥ずかしくて、分かってるふりをしてしまって、どんどん授業においていかれたり。
ノルウェー人の輪の中に入れず、でも外国人留学生同士でもかたまりたくないという、自分の変な意識に振り回されたり。
正直ノルウェー人という人種というか民族とうまくやっていくのにつまづいた事もありました。
実はつい最近もそれでとても落ち込みました。けれど、やっぱり救ってくれたのはノルウェーの自然で、海や湖や空や空気や鳥を見て、まだまだこれから長いノルウェー生活、ここで逃げずに頑張ろうと思わされました。本当にきれいで豊かな自然には癒されました。

私が感じるには、ノルウェーは他の北欧の国と比べてもどこか素朴な国で、たまに味気ないと思ったり、どんなものも手に入る日本が良いと思った事もたくさんありました。
でもこういう事があった時は、「ノルウェーで良かった!」と思えたし、これもほぼ1年たったからやっとこういう思いになれたのかもしれません。
それか、私の考え方が老けただけ?!

確かに老後の生活にはノルウェーはとても合っていると思います。
あと、子育てにも。でも結婚とか子供はまだまだかな〜!
学校はコンサートやマスタークラスなどで毎日嵐のような生活をしていましたが、今こうやってふりかえってみると、ノルウェーに来てすごく”チャンス”が増えたある風景2なと思います。

ノルウェーに来てまず思ったのが、やっぱり人口が少ないからか、ひとりひとりのスペースが広い。家や電車が広いっていうのももちろんなんですが、それだけじゃなくて、なんていえば良いのだろう。気持ちにもゆとりがあり、ゆったりとできる広さを与えてもらえるんです。
ただテンポが遅いとかのんびりしている訳ではない。だからなのかは分からないけれど、一人一人にもちゃんとチャンスがあって、「あえて枠を小さくしたり回数を少なくして大勢の人が殺到するようにする」という事があまりないと思いました。

ある風景3やる気さえあれば、チャンスを与えてくれる。
もちろんやる気があるという事をちゃんと相手に伝えなければいけないけれど。
でもさきほどちょっと書きましたが、そのチャンスを与えてくれず拒絶してきた人もいました。
私が日本人だからか、ノルウェー語が喋れないからか、ただ私が気に入らないのかも分からず、理由もわからずとにかく悔しくて涙がとまらかったです。
その時はちょっとしたノルウェー人恐怖症みたいなものになってしまって、学校を何日か休んで家にひきこもってしまった時もありましたが、結局ノルウェー人だからではなくて、どんな国でも色んな人がいて、それはどこに行っても仕方の無い事なんだという事を、母が教えてくれました。
その言葉を聞いて、全てにノルウェー人に「ごめんなさい!」と言いたくなりました。

そんな母に、いつかノルウェーのこのきれいな自然の景色を見せてあげたいです。
特にこれから夏にかけてとても気持ち良い季節なので!
みなさんもぜひノルウェーへおでかけを。


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第4回 「一周年」

ノルウェーに来て、まる一年がたちました。
夏休みももうすぐ終わり。
来週から大学が始まり、2年生になります。
休みの間はノルウェー語の語学学校とアルバイト、練習とスタジオ練でした。

スタジオ練では、ピアノ科の私がなぜかヴォーカルを担当しているという状態です。
メンバーはもちろん私以外ノルウェー人なので、曲の細かいニュアンスや音楽的な事についても全部ノルウェー語で、語学学校の授業の内容よりこっちの方が私には為になっています。
このアンサンブルメンバーでいつかライブが出来ると良いなとみんなで話していますが、ノルウェー人のことなので、まぁ実現するかは分かりません。

ノルウェーに来て歌を始めるとは思ってもいませんでした。
日本語の響きが綺麗だと言ってくれて日本語で作詞したりしてますが、いつかノルウェー語でも歌えるようになりたいです。
今のレベルでは読んで発音するのに精一杯で、歌うどころではない状態です。

ノルウェーでのこの一年は自分でも成長できたかなという部分と、まだまだだなという所が両方ある、複雑な感じですが今年一年も頑張って行きたいと思います。

ノルウェーに来た時はとにかく
たくさんの人に出会いたくて、
友達もたくさん作りたくて、
練習終わってパーティに顔出したりもして、森

初めての1人生活で、
初めての海外生活で、
初めての大学生活。

新しい事が多すぎて大変だったけど、
嬉しさの方が何倍も大きかった。

初めて出会う国籍の人と知り合えて
初めて外国人の親友ができて

ノルウェー人とけんかもしたし、
ノルウェー人に思いっきり叱られたし、
ノルウェー人の親友と一緒に学校のトイレで号泣もしたし、

最初はノルウェー人は日本人みたいにシャイで感情が薄いように感じてたけど、
実は熱いハートを持っているんだと思いました。

私はまだ一年しか生活していないのでノルウェーは私にとってまだまだ謎が多い未知な国に感じています。
もっと深く、この国を知っていけるような素敵な一年にしていきたいです。

自分は正直とても怠け者なので、二年目で慣れてきたりして気がゆるんだりしそうで、それがどうしても不安です。
また、一年目のように、色々な事を欲張りすぎて倒れたりする事には気をつけなければいけないし、二年目の自分に必要なのは”適度”です。特に私の場合、とても極端な性格の持ち主なので、親にもよく言われている事です。

ヨットノルウェーに来るまでは一年学生でなかったのもあって、今思うと学校へ毎日行くのもいちいち気合いが入っていたような気がします。
そのフレッシュな気持ちを忘れず来週もシャキっと登校しようと思います!

日本のみなさんも夏バテに気をつけてください。


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第5回 「2年目に思うこと」

ノルウェーに来て、1年半がたってしまいました。
2年目に入り、ノルウェーという国や、自分の行っている大学が自分にとって大分変わってきました。環境は一年目と何も変わっていないのですが。

2年目でノルウェー人のパーティにも少しずつ慣れてきました。
日本にいた時からパーティというものにはほとんど行った事がなかったので、パーティ自体あまり慣れてないというのもあるのですが。
日本では、知り合い同士というか内輪でのパーティが基本で、仲良い人を呼び、招待した人同士が知り合いじゃないとだめかな…などと気を使う。そこまで仲良くない人だとしたら、呼ぶのに迷ったりする。
でもノルウェーでは良い意味でみんなごっちゃまぜ。そういう顔見知り程度な人だからこそ呼んで、パーティでたくさん話して仲良くなる。パーティの力ってすごい。
そして新しい人とも知り合うし、私はあまりパーティが好きじゃなかったし今でも得意ではないけれど、少しずつ慣れてきたかなと自分では思っているので、時間を作って少しずつ参加していければと思う。

1年目はほとんど交流していなかった、オスロ大学の日本語学科とも、今年は積極的に関わろうと思い、毎週日本語やノルウェー語でお互いに色んな話をしています。
宿題を持ち込んで質問し合ったり、日本のマンガ、音楽、居酒屋やカラオケなど日本ならではのスポットについて話したり、ノルウェーの事を教えてもらったり。

私が12月日本に帰った時に、ちょうど日本語学科のうちの数人も日本に遊びに来ていたので、居酒屋に連れて行ったり、家に呼んだり、初詣でに連れて行って日本の伝統的な行事を一緒に楽しんだりしました。

迎春そして、一緒の音大で勉強していて日本にとても興味のある友達も日本に旅行に来て、私の家にステイして、クリスマスと正月を一緒に過ごしました。
ノルウェーとの違いにとてもびっくりしていて、正直大丈夫かな?と不安もありましたが、彼らは彼らなりにその違いを楽しんでいたようで良かったです。
特に、日本の飲み会でのかけ声がかなり気に入っていました。さすが飲むのが好きな人たちです。

他にもディズニーランドやジブリ美術館、お台場など東京近辺の色んな場所を満喫した彼らに、ノルウェーに帰って来てから色々話を聞いたら、浅草
「すっごく楽しかった。でもずっと住むのは嫌だな。」
と正直な意見が返ってきました。

旅行には良いのかもしれません。
ノルウェーにはエンターテイメントもないし、そこから人もいっぱいいて、色んなものがあふれてる国に行くのは、刺激的で面白いし、どこに行っても何を目にしても「うわああああああ・・・・すごーーーーーい。。。」となるんだと思います。

たとえ旅行ではなくても、例えば”1年間”ともう既に決められた期間の留学ならば、その間思いっきり日本を満喫し、ノルウェーでは味わえない事をたくさんし、1年後ノルウェーに帰れると分かっているから。そして留学を終えておいしい空気とゆったりした流れの中で、のんびりした暮らしに戻れる。そう言っていました。

もちろん日本の労働基準がノルウェーに比べて良くないという理由もありますが、将来的に日本に長く住みたくないのは、こういう理由もあるのかもしれませんね。
そして、ある程度日本語を勉強していると、日本人の友達も増え、就活の事や、日本の高校受験や大学受験の事、日本語だけでなく、日本の社会の色んな事を知ります。
そうすると、日本社会の問題点や遅れている部分が見えてくるんでしょうね。

ノルウェーはやっぱり豊かな国だと思います。とても恵まれた環境。
私の大学でもどんなに小さい部屋でも全ての教室にコンピュータとオーディオデッキが設置されています。
そのおかげで先生がパワーポイントを使い、自分のiPodから曲を流すこともできる。
プリントをもらうかわり、ネット上の生徒用のページで、先生が使ったパワーポイントを見て、それを必要ならば図書館でプリントする。
レコーディング用のレクチャー室、レコーダーを無料に貸し出す。
一部屋何千万もするようなスタジオがあり、課題などに必要ならば生徒にも貸し出す。
宿題をネット上で提出、レポートでも作曲やアレンジの課題も。
楽器の登録や試験の結果、履修単位についてなどももちろんwebsiteでなので、正直パソコンが苦手な人は大変だろうなぁと思う。
それをクラスメイトに言ったら「ノルウェー人はみんなパソコンやインターネットを普通にできるから、そんな事考えた事もなかったよ。」と笑われ、確かにパソコン使えてないノルウェー人など見た事ない。。

そして、もうすぐポースケ(イースター)。
ノルウェー人の友達に卵の形をしたチョコレートをもらいましたが、これがとっても甘かった!!!
でもノルウェー人の子供達はこれをもらうのがとっても嬉しいみたいです。
確かに、見た目もすごく可愛くて、部屋に飾っておくと気分があがる感じです。

ノルウェーのポースケ、なかなか素敵です。


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■著者紹介■

安保美希
(平成元年生 東京都出身)

国立音楽大学附属高等学校音楽科卒業後、ノルウェー国立音楽大学入学
現在学部1年 ピアノ専攻
2008年3月に初めてノルウェーに行き、同年の8月からオスロでの留学生活スタート

留学日記ブログ
http://ameblo.jp/peachlemonm/
Miki Ambo Official Website
http://mikiambo.jimdo.com/

★ご帰国後も活躍中の安保さんにお話を伺いました♪
  夢ネット特選インタビュー(2014年3月26日)


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