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■各地留学レポート■ Sortlandでの高校生活(2011年8月〜2012年7月予定) 文・写真提供 青木 達兵 |
「語学の勉強について」 ![]() 最初は、学校でも家でも英語を話して、使える機会があればちょっとノルウェー語を使っていく。といった感じで生活していた。 学校では週2回、90分のノルウェー語の授業をしてくれた(他の留学生と一緒に)この授業では主に文法を習ったり、教科書の会話文を読み訳していったり、虫食いの問題を解いたりした。 家では、ノルウェー語の授業の復習や予習をホストファザーに教えてもらったり、簡単なノルウェー語で言ってもらいわからなかったら英語で教えてもらう。という感じであった。 また、最初の2ヶ月(毎日ではないが)くらいは机に向かってノルウェー語の勉強をした。最初は日本から持ってきたノルウェー語の教本を使って語彙や文法を勉強していたが、ノルウェー語は英語の文法にとても良く似ていて、使い方を知っている英語の単語と対応して覚えた方がいいことに気づき、学校からもらった教科書で勉強した。たまにクラスメイトも手伝って問題を出してくれた。 課外活動もためになったと思う。僕の場合は吹奏楽団で、番号に強くなった。 また音楽のことで話したりいろんなきっかけにもなった。またいろんな人と知り合うことができた。 ![]() 正直その時点での僕の語学力は、日本の中学生が授業で習った英語を頑張って使ってるくらいのもので、まだまだ会話できるようなレベルではなかった。 話の途中で何回もつまづきながら分からない単語を「英語の〜ってノルウェー語ではなんていうの?」みたいにして頑張った。 机に向かって勉強とういうのはいつのまにかやらなくなってしまった。しかし、だんだんと会話してる、又は聞いてるうちに「それってどういう意味?」と聞いたり、会話の中でのフレーズを自分でなんとなくの解釈をしたり、また、ホワイトボードの板書をノートに取る(パソコンに打ち込む)などでだんだんと語彙が増えていった。5,6ヶ月すると、簡単な言葉を選んで自分の言いたいことがちょっとずつ言えるようになっていった。 また最近(7ヶ月半)になって気づいたのだが、ノルウェー語を話すときに感じるストレスみたいなものがなくなってきているように思う。口にだす前に一回頭で考えて…という過程がなくなっていっているという感覚である。英語を話すときにはやっぱりそれをしている自分が確認できた。よく「英語を英語のまま理解する」というのを聞くがそれがノルウェー語でできるようになり始めたのかなと思う。本当によく使う言葉は頭の中で瞬時に理解し、自分がどんな受け答えをするかもあまり考えずに表現できるようになっている。(頭の中での処理能力の向上かなとも思っている) まだまだ知らない単語ばかりだし、学校の授業とかは本当に集中して聞いていても半分も理解できていないと思う。ノルウェー人同士の早い会話に割り込むようなこともほとんどできない。 恥ずかし話ですが、これが僕の7ヶ月半の状態です。しかし、だいぶノルウェー語が身近に感じ、単語なども頭に入ってきやすくなったと思います。これを見て、参考 になる人がいれば嬉しいです。 ![]() 「ノルウェーの文化について」 ![]() 日本人が携帯のEメールをたくさん使っていることと同じように、ノルウェー人はFacebookを使うし、新聞の広告などでスーパーの安いものをチェック したり、セールを狙って買い物をするのは日本でも普通のことかなと思います。高校では昼食にKantinaを使う人が多いですが、日本でも購買を使う人も たくさんいます。 物価は高いですが、給料も高いです。前に日本のマクドナルドは時給800円くらいなんだよと教えたらものすごく驚いていました。また友達のバイト先の時給を聞いて僕も驚きました。(140クローネ=約2000円) 違いを感じるのが、高校生くらいになると大人として扱われているなあということです。ほとんどの人がクレジットカード(親の名義であったりもする)を持っていたり、タバコを吸ったり、お酒が出るパーティに行ったりすることです。 また学校の先生をファーストネームで呼び捨て、休み時間には一緒に友達のように話、カフェに行ったりもする。 まとまりの無い駄文になってしまいましたが、これをみて少しでもノルウェーについて興味をもってもらえたらなあと思います。 ←戻る |
■著者紹介■ 青木 達兵(1993年愛知県生まれ) 高校3年時にノルウェー北部、Sortlandに1年間の交換留学 |