![]() 「ノルウェー語講師・青木順子さんのエッセイ」として フィンツアーのサイトに2010.11~2014.8の間、 全46回掲載されたものをまとめました。 【02】 |
ノルウェーの食事情 先日、ネットで「フィンランド料理研究家」という肩書をお持ちの方がいることを発見しました。そういう肩書が存在するなんて、フィンランド料理ってすごい!と素直に感心しきり。 では、「ノルウェー料理研究家」っていう肩書はありでしょうか? では、「ノルウェー料理はまずい」か。という問いに対しては、いやぁ~どうでしょう、と言葉をにごしてしまいます。 ![]() ホテルの朝食ビュッフェ で、昼食。普通の人は朝食のオープンサンドイッチを2、3枚、専用の紙に包んで、学校なり職場に持っていきます。これは「マートパッケ」(matpakke)と言います。私も留学中は、このマートパッケを持参していましたが、日本のお弁当の感覚から言うとあまりにもシンプルで、すぐに小腹がすいてしまいます。 ![]() ノルウェーの朝食♪ 夕食のメニューはいわゆる「ワンプレート」で済みます。メインのお魚やお肉、付け合わせのじゃがいも、にんじんなどワンプレートにのっかります。パスタ料理も大人気。あと、冷凍ピザの充実ぶりは、イタリア人もびっくりではないでしょうか? ![]() フォリコール ノルウェー料理は、そもそもの素材はお魚にしても、お肉にしても質が良いので、それらを生かしたものになりますね。例えば、タラはノルウェー人がよく食べる魚ですが、ただお湯で茹で、それにバターを載せて食べるのが「一番、おいしい!」と、みんな嬉しそうです。 ![]() 素材が命! ただ、全体的な特徴を申せば、「バリエーションに乏しい」でしょうか。日本のように、今日は和食、明日は中華、その次はイタリアン、みたいな多彩さは・・・・普通の人のお宅では難しいかと思います。そこもノルウェー人は素晴らしい解決法を見出しました!「同じものでも飽きない体質になる」です。「え~?またじゃがいもの付け合わせだ。やだ~、こんなの」なんて文句はかの地では許されません。黙々と、じゃがいもの皮を自分のナイフで剥きながら、食べます。彼らにとってのじゃがいもは、日本人にとっての「米飯」のようなものなのです。 ![]() ノルウェーの朝食♪♪ さて最後に、外食について。「オスロでおいしいレストラン、教えてください」といった類の質問、これすごく困ってます。というのも、ノルウェーでの外食は高くつくからです。日本はとても安いお店と高いお店、ほどほどのお店と選べますが、ノルウェーではほぼどこに入っても、「え?これがこの値段?」とびっくりすることがほとんどです。ただ、近年、お店の数はすごく増えているので、多彩な味を楽しめるようになりました。もちろん、お勧めのおいしいお店もありますよ♪ 旅先でのたまの贅沢を楽しむのも乙でしょう。 2011年9月15日 |
ノルウェー人っておしゃれ? 2000年に「ノルウェー夢ネット」というサイトを立ち上げた際、最初に書いた記事が「衣食住の優先順位は?」というタイトルで、ノルウェー人は衣食より住にお金と時間をかける、と書きました。その印象は今でも変わらないのですが、今回は「衣」について取り上げてみましょう。 ![]() ノルウェー人が好きなスポーツウェア 1995年に初めてノルウェーの田舎のカレッジに留学した時は、衝撃がたくさんあったのですが、「アディダスのジャージ着用率高し」という点も含まれていました。地元の人も、学生たちもジーンズ・ジャージにトレーナーやセーターばかりで、日本人女性の大好きな「着まわし」という概念はあまりないみたいでした。そもそも洋服屋自体、あまりありません。 ![]() どこにでもあるH&M 首都オスロまで遠征した際に、街のあちこちにある「H&M」に入ってみました。当時はもちろん「H&M」は日本展開をしていません。店内には、すごくカラフルでリーズナブルな服がたくさん並んでいました。とりあえず日常着としてトップスとボトムを買ったのですが、ワンシーズン着ただけで、ほつれてきたり摩耗していきました(あくまでも16年も前のノルウェーでのエピソードです。現在はきっと事情が違うと思います)。とりあえず「“H&M”がノルウェーではすごく人気」と刷り込まれたのです。留学中、だんだんおしゃれ感覚がおかしくなった私。帰国後、銀座で友達と会った時には、驚きました。「なんで会社に行くだけでそんなにおしゃれするの?」って。可愛いワンピースに、華奢なヒール靴、ブランドバッグ。ノルウェーでブランドバッグを見たのは、オスロで1回だけでした。対する私は、ジーンズ、リュックサックにぺったんこ靴。田舎っぺ大将の一丁できあがりです。「社会復帰」するまでに、かなり時間がかかったことは言うまでもありません・・・。 ![]() 今どきの学生 さて次の留学は1999年~2000年です。場所はオスロ。今度は別の意味で驚きました。「みんなアディダスのジャージ着ていない!」。学生寮のルームメイトは、いつもおしゃれにキメていましたし、キャンパス全体、それほど「だっさ~」という雰囲気ではありません。大学図書館で司書をしている日本人の方は、90年代初頭に留学経験がありましたが、その頃は本当に「みんな小汚かった」と述懐し、「今は本当にみんな、おしゃれになったわよね~」としみじみ。ノルウェー人たちもテレビでアメリカの番組をたくさん見て、外の文化に触れる機会も増えました。ファッションに気とお金を使うようになったのも「グローバリゼーション」の一環なのでしょう。嗚呼。 ![]() 楽しいショッピング それからも私は毎年、ノルウェーを訪れる生活が続きましたが、ある年を境にヴィトンのバッグを見る機会が増えました。最初は「ぱちもん?」と疑ったのですが、今ではちゃんとオスロにヴィトンショップがありますよ。他にもブランド品を扱うセレクトショップも増え、「みんなが”H&M”」の時代は過ぎた感があります。 ![]() お気にいりブランドOLEANA で、ノルウェー人がおしゃれかどうかなんですが、羨ましいのはやっぱり、あの人たちはプロポーションがいいこと。背は高く、足は長く、小顔で、ヘアスタイルもそれほど凝らなくても自然にきれい。あまりお金のかかっていない大量生産の服でも、着こなせてしまうのがいいですよね~。あとメイクでも、もともと彫りの深い顔なので、アイメイクさえちゃちゃっとやれば、それなりに素敵。若い人は特に、ファンデーションまで塗らずにアイメイクだけって場合が多い気がします。 ![]() 夏のガーデンパーティ さて最後に。たとえ今でも普段着は「ジャージ」というノルウェー人でも、あっと驚くパーティ用のフォーマルなお洋服を持っていること。特にクリスマスシーズンなどに合わせて、寒いノルウェーに不似合いな露出の高いドレスを着て驚かせてくれます。「ハレ」の場には、派手にキメてくれるのが、ノルウェー人です(男性もすごい柄のネクタイをしている!)。 ![]() 結婚式は民族衣装で正装 2011年10月14日 |
息を大きく吸って~! 9月からTwitterを始めました。 ![]() この人たちも息吸う? でもこれを聞いた外国人は一様に、「え?どうしちゃったの?」とびっくり。 ![]() 外相でも吸うのかな? この息吸いjaを聞くと、「あ~ノルウェーに来たなぁ」と目を細める私。 ![]() 普通に息吸ってます! この息吸いjaは、最初は抵抗あるかもしれませんが、一度慣れてしまうと実は、簡単。特に相槌だけで大きな意味を持たない場合は、ただ息を吸っていればいいので、楽ちんですよ。 ![]() 録音中につき息は吸わないで! 10月にノルウェー人のアテンドをしましたが、1日一緒にいて段々、疲労がたまってくると会話も、「ja(息吸い)、ja(息吸い)」とほぼこれだけで乗り切れました。まるで倦怠期の夫婦の会話のような・・・。 ![]() 言語学者ですが、何か? 9月からTwitterを始めました。 マイペースでやっていますが、フォロー&フォロワーとも3ケタになりました(あ、でもまだまだ少ないですよ)。北欧関係のtwitterを多くフォローしているので、いろいろ勉強になったり、情報収集になったり役立っています。 私もノルウェーやノルウェー語について、時々、tweetしています。すると、私にとってはすごく基本的なことが、反応があったりして、驚いています。 例えば、ノルウェー語で「yes」に相当する「Ja」(ヤー)と言う時、ノルウェー人は息を吸うことがあります。息を吸いながら「ヤー」っと言ってみてください。これであなたのノルウェー語はネイティブ度がぐっとUPします。 これって、私は語学書にも書きましたし、ノルウェー語のイベントやレッスンでもお話していて、正直、「またこの話題?」と思われるかなぁと心配してtweetしたのですが、意外や意外、「そうなんですか?」的な反応がありました。そこで改めて、「案外、基本的なことが知られていないのかも」と思った次第です。 で、この「息吸いja」なんですが、「どうして息を吸うの?」とノルウェー人に尋ねてみても、答えられる人には会ったことがありません。 昨日もこのエッセイを書くにあたり、もう一度念を入れ、ノルウェー人に確認してみました。でも彼女は、「そんなこと・・・・考えたこともなかった!」。そうなんです、これが一般的な答えです。そもそも息吸いjaが外国人から奇異に思われていることも知らないノルウェー人たち。指摘すると、「あ、そうね、確かに息吸っているけど。でもなぜこんなことしているのか分からない」というのが共通した反応です。 でもこれを聞いた外国人は一様に、「え?どうしちゃったの?」とびっくり。 私も初めてこれを聞いた時はすごく昔ですが、「え~??なになに?」と理解できませんでした。それ以降、この息吸いjaは興味の対象になっています。 この息吸いjaを聞くと、「あ~ノルウェーに来たなぁ」と目を細める私。 すでにオスロへの乗り換え飛行機で「ja!」(息吸い)を耳にして、「やってるやってる」とこっそり笑い。そしてノルウェー人と話す時は、私も無意識のうちに、息を吸って「ja」と言っています。 この息吸いjaは、最初は抵抗あるかもしれませんが、一度慣れてしまうと実は、簡単。特に相槌だけで大きな意味を持たない場合は、ただ息を吸っていればいいので、楽ちんですよ。 10月にノルウェー人のアテンドをしましたが、1日一緒にいて段々、疲労がたまってくると会話も、「ja(息吸い)、ja(息吸い)」とほぼこれだけで乗り切れました。まるで倦怠期の夫婦の会話のような・・・。 もとい、耳を澄ませれば、デンマーク、スウェーデン、アイスランドでも息吸いjaは耳にしました。情報によれば、フィンランドでもあるそうです。 決してあちらの語学書には、「息を吸いながらjaと言う」とは書いてありません。 それだけ余計に神秘さをまとい、探究心はあおられます。 さぁあなたも、まずは息を大きく吸って、「ヤー」と言ってみて下さい。はい、これがネイティブへの道です。簡単ですよね? Twitter始めました!ノルウェーのことおしゃべりしましょう♪フォローをお待ちしています。 http://twitter.com/#!/norwayyumenet 2011年11月15日 |
散歩の達人 ・・・という雑誌がありますね。最近、街歩きなど流行っているようで、うちの近所ですら地図を片手に歩いている集団に出くわすことがあります。
![]() 日曜は散歩ラッシュ
ノルウェーに最初に留学したのは、山と海、森に囲まれた田舎町だったのですが、段々、気づいたことがありました。
![]() かなり街中を歩きます ![]() 散歩中にばったり知り合いと ![]() ネコも散歩 ![]() もうかなり寒いですが・・・・ 2011年12月15日 ←戻る |
トロールは存在する?映画「トロール・ハンター」の衝撃! 旅にお土産はつきものです。 ![]() トロール人形! ![]() トロールと遊ぼう♪ で、そのトロールなんですが、実は昨年、ノルウェーで大きな注目を集めました。「トロール・ハンター」(原題Trolljegeren)という映画が大ヒット。私もネットのニュースでその存在を知り、また、ノルウェー人の友達から今年のクリスマスプレゼントにDVDをもらいました。 映画はセミ・ドキュメンタリータッチで撮られています。西ノルウェーのヴォルダ・カレッジの学生たちが、謎の男性を追っていく様子から映画は始まります。 ![]() 映画「トロール・ハンター」から 「トロール・ハンター」はノルウェーの民話を知っていると、より楽しんで観ることができます。 民話だけではなく、ノルウェーの現代社会問題も映画は反映しています。自然が美しいことで知られるハルダンゲル地方に、景観を台無しにするような高い電送線を建設することの是非がノルウェーで議論になっています。でも、実はこの電送線は暴れまわるトロールの防御対策のためだとしたら・・・?映画の結末は怖いです! ノルウェーについて知識が全くない方でも楽しめる映画です。 ![]() 街の中にもトロールが 2012年1月15日 ←戻る |
ノルウェーの冬 冬の日本に来たノルウェー人によく言われます。 ![]() ローロスの景色 で、ノルウェー人が日本の家を「寒い」と言うのは、一理あります。ノルウェーの家は、パネルヒーターや暖炉、薪ストーブなど各種、暖房装置がそろっていますし、窓も寒さに強いタイプ。ですから家の中はいたるところ暖かく、思いのほか、薄着で過ごしているのです(極端な人はTシャツ1枚とか)。 ![]() リビングには暖炉♪ こんなエピソードを聞きました。私の知人(日本人)がノルウェーに滞在中、旦那さんが現地のノルウェー企業に勤めていました。旦那さんがオフィスに最後まで残ったので、暖房を切って帰宅したところ、翌日、「暖房切っちゃダメでしょ!」と注意されたそうです。何でも暖房を切ってしまうと配管が凍ってしまうとか。この辺りは伝聞なので諸説あると思いますが、ノルウェーでは「暖房つけっぱなし」が許されるのは、アリですね(私自身、学生寮のパネルヒーターは1日入れっぱなしでした)。 ![]() クリスマスの窓辺 あとノルウェーの家で印象的なのは、家の外に温度計を設置していること。窓を開けながら、「今日は何度ね~」と確認します。みんな、「今日は何度だ」と話題にするのが好きなのね、という印象があります。 ![]() 幻想的な冬景色 冬につきものなのは、雪ですね。ノルウェー語ではsnø(スヌー)と言います。 ![]() これなら滑ってOK! ![]() 雪上でにゃ~ 2012年2月15日 ←戻る |
ノルウェー人の「取扱い説明書」 ノルウェー人は人口が少ないこともあって、いわゆる「ノルウェー人論」というジャンルは活況とは言えません。ましてやノルウェー人を風刺した「ノルウェー人論」となると、さらに数は限られます。 ですが、このある意味「ニッチな」ジャンルに果敢に挑戦し、国民から愛されているのが、オッド・ブッレッツェン(Odd Børretzen)というノルウェー人。現在、85歳の彼は、作家、ラジオパーソナリティー、ボーカリストなど多方面で活躍してきました。 ![]() この本です!(擦り切れてます) 私が彼の有名なエッセイ集「どのようにノルウェー人を理解し、使用するのか?」(1991年、”Hvordan forstå og bruke en Nordmann”)を知ったのは、在ノルウェー日本大使館の外交官が講演会で紹介して下さったからです。「面白そうな本!」と思った私は早速、原書を買い求め読んだのですが・・・。 文句なく面白い!! もちろん20年以上も前の作品なので、今では少し「違うかな」と思える箇所もあります。 しかし、ちょっとでもノルウェー人や北欧人を知っている人ならば、笑えること確実です。これから彼らを知りたい人にも、絶好の入門書なので内容をご紹介しましょう。 本書は、電気製品などの「取扱い説明書」=「取説」の体裁を取っています。「ノルウェー人も海外へ出かけ、外国人とコンタクトを取るようになり、ノルウェー人の“取扱い説明書”が必要になった」と冒頭、宣言されています。何か、説得力ありますね~。 「取扱い説明書」では、ブッレッツェン独自のノルウェー人論が展開します。 ![]() 祖先は穴倉で8000年暮らしていました ノルウェー人は「みんなが見ている」ので、レストランなどで自分の立ち居振る舞いに緊張してしまいます。特に手がすごく大きいので、やり場に困ってしまいます。困ったノルウェー人は、その大きな手をポケットに入れるしかありません。ですから、彼らはポケットの付いた洋服を愛用しています、と、煙に巻かれたような「三段論法」です。 確かにノルウェー人はポケットの付いた上着、好きだよね、と妙に納得する私。う~ん、いいのでしょうか? 他にも、ノルウェー人は自尊心が強く、率直な物言いで知られていますが、ある注意が必要だそうです。彼らはよく「ノルウェーの政治家、自動車修理工、ウェイター、夏、スキージャンパーは世界でも最悪」と言いますが、これを外国人は額面通りに受け取って、うかつに同意するとノルウェー人の機嫌を損ねてしまうそうです。ノルウェー人の本音はその逆で「ノルウェーの政治家や自動車修理工、ウェイター、夏、スキージャンパーは世界で最高」なのだとか。とほほ。 ![]() ノルウェー人がいっぱい さらにグローバル化が進んだ現在、どうやってノルウェー人を他の外国人と見分けるか、という難問についてのくだりがあります。 ![]() 「あなたはスウェーデン人ですか?」 本書は英語、ドイツ語、フランス語にも翻訳されているので、ノルウェー人に「お困りの方」はぜひご活用をオススメします♪ 2012年3月15日 ←戻る |
オスロへ強烈に行きたくなる!~「北欧のおいしい時間」の魅力~ ノルウェーがグルメな国、というイメージをお持ちの方はあまりいないと思います。 ・・・という「ノルウェーの食」を巡るお寒い状況に、救世主が現れました! ![]() 「北欧のおいしい時間」 そうなんです、よくありがちな1冊で「北欧本」ではなく、1冊でコペンハーゲン、ノルウェー、そしてマルメのレストランやカフェだけを取り上げた贅沢本なのです。 肝心の中身ですが、きれいで素敵な写真がまず目を引きます。 ![]() スーパーも楽しい! ![]() これはベルゲンのレストランです ![]() 旅に食は欠かせません 森さんにどうやってお店のセレクトをしたか伺ったところ、事前にノルウェーの飲食店評価ガイドサイトなどを参考にしたそうです。そして、昨年の夏と秋にそれぞれ2週間くらいご夫妻で取材旅行。よくテレビのグルメ番組みたいな強行スケジュールではなく、ちゃんと「おいしい」と思える余裕のある取材だったそうです。 数少ない知っているお店は「Pascal」です。 ![]() 「Pascal」のカフェ 1998年、オスロ大学のサマースクール参加中、日本人の知人から「素敵なお店を見つけましたよ」と連れて行ってもらったのが、Pascal1号店。「おお~ノルウェーにこんな店が!」とテンションUPして、繊細な味覚のケーキを食べました。1999年に当時のクリントン大統領がノルウェー訪問した際にも、「おしのび」でPascalに立ち寄り、ノルウェー中大騒ぎになりましたっけ。 あと私が本書を読んでしみじみ思ったのは、「コーヒーが飲めないと話にならない!」ということです。 旅に、カフェやレストランの存在は欠かせません。 2012年4月16日 ←戻る |
ノルウェー人 in Tokyo スティングが歌った「Englishman in New York」。 一般的なノルウェー人にとって、日本や東京へ来るというのは、まだまだ「お~~!!」という感じの一大事。 ![]() 東京に来られてご満悦! 特に、仕事で、つまり誰かが旅費をもってくれて来日するノルウェー人の、はしゃぎぶりようといったら・・・。 こんな「うきうき」ノルウェー人と一緒に東京を歩くと、見慣れた景色、見慣れた風景が新しい視点で見ることができます。 私も何だか、掃除をしてくれる人に、たとえそれが仕事であっても感謝したくなる気持になります。 ![]() 東京湾クルーズご一行様 こんなこともありました。 また、駅やバス停できちんと行列している乗客や、そして電車やバスが所定の位置に 確かにノルウェーでは、乗客の数も東京に比べれば圧倒的に少ないですから、列をきちんと作るという ![]() ティーセレモニーは神秘! あとアテンドする時に、いろいろ悩むのが食事処ですが・・・・。 ことノルウェー人の場合、それほど悩まなくても大丈夫なのは、嬉しい限りです。 ![]() ノルウェー人の好きなSake! 予算がたっぷりある大人グループのアテンドでは、回らないお寿司や高級すき焼きが、無難です。 ![]() スシ喰いネ! あとノルウェーのテレビでやったのでしょうか、日本には「ビールで育てられた牛がいる」というエピソードを そうそう、ノルウェー人のいいところは、基本、「いいね!」と何でも前向きで満足してくれる人が多いこと。 今月もアテンド・通訳の仕事があるのですが、今度はどんな出会いや発見があるか楽しみです! 2012年5月15日 ←戻る |
ノルウェー・ジンクス ノルウェー稼業に関わって、16年。 あと、意外に聞かれるのが「何回くらいノルウェーに行ったことがあるんですか?」 まず1992年の冬に、北ノルウェーのトロムソにオーロラツアーで行ったのが皮切りでした。 ![]() お気にいりお買い物スポット 実は、2回ほどノルウェーに行っていない年があるのですが、それらの年は我ながら ともかく不幸度MAXでした! そこで私は悟ります。 留学後、ほぼ毎年、オスロで泊まらせて頂いているのは、かなり年配のノルウェー人の友達宅です。 ![]() 気持ちのいいテラスハウスの庭 私用の鍵もあり、個室も当然、用意してくれて、「好きなように使ってね」を何度も繰り返されています。 毎年、1人で渡ノルし、オスロを中心に友達や元生徒さん、仕事でお付き合いのある人に会ったり、 ![]() 懐かしい先生との再会 そんな私の「ノルウェー詣」に変化があったのは去年です。なんとフィンツアーさんが太っ腹かつ ![]() フィンツアー! 少人数のツアーでしたが、久しぶりにベルゲンやフロム、フィヨルド観光も体験できました。 ![]() フロムで農場めぐり 1人旅に慣れていた私でしたが、「人と一緒の旅もいいなぁ」としみじみしました。 ![]() オペラハウスを登ります! まさに「旅は道連れ」です。 しかも昨年は偶然、私の誕生日が重なったので、みなさんに祝って頂いたことが本当に嬉しかったですね。 ![]() お誕生日祝い♪ このエッセイが掲載される頃、私は第2回のノルウェーツアーの最中です。 2012年6月14日 ←戻る |
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