明日から7月。
ノルウェー人に仕事を頼もうとしても無駄ですよ。長~い長~い夏休みに突入です。この間、旅先で会ったノルウェー人たちに夏休みの予定を聞くと、「5週間取るの」という信じられない答えが返ってきました。日本の会社だったら、机がなくなっていても文句は言えないですよね。
さて、そんなに長く夏休みを取るノルウェー人。
旅行中に読んだ新聞にこんな見出しがありました。「私たちは休暇にもっとお金を使う」。ほぉ~、欧州は景気が不安定じゃなかったの?ちょっと記事をご紹介してみましょう(Aftenposten紙、2011年6月14日)。
今年の夏休み、各ノルウェー人は15700クローネ(約25万円)を使おうと考えています。この数字は去年より8.5パーセント増。Sparebank1(貯蓄銀行)の調査結果です。
ノルウェーに詳しい方ならば、ノルウェーでは雇用側が労働者に、「休暇金」(feriepenger)なるものを休暇前に支払う習慣をご存知でしょう。
今年の平均「休暇金」は、各労働者あたり43500クローネ(約70万円)!これは課税にならないという北欧では「あり得ない」ありがた~いお金なのです。(私のような自営業者にとっても、夢のような制度・・・)
これだけの「休暇金」をもらって、みんなのファイナンシャルプランはどうなっているでしょう?
6割の人がまさに「休暇に使う」と答えています。うん、まっすぐな答えでいいね。他にも「休暇金」の一部を貯蓄に、そして借金の返済にまわすという堅実な人が3割ほどいます。
年齢別にも興味深い調査結果が見られます。
25歳~34歳といった若い人ほど借金の返済に、この「休暇金」を当てるという傾向があります。そして25歳以下では、「貯蓄」が「休暇金」の使い道トップに輝きました。北欧人は日本人に比べて貯蓄率が低いのですが、意外と堅実なことが分かりました。
いずれにしても長~い夏休み。
くどいようですが、ノルウェー人にメールを書いても返事は来ない可能性が高いです・・・。あきらめてください。
8月中旬以降に平常営業に戻ります。
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