2013年夏 オスロところどころ


その8〜アイス、ムンク、本屋めぐり〜

2013年6月17日(月) 快晴

おいしい朝食お世話になっているアウドさんとは、大体、私が出かけるので、朝のおしゃべりと朝食を一緒するのが恒例になっています。
彼女は朝食前に、コーヒーを飲みながら、新聞を熱心に読むのが習慣になっていて、「年金生活者は優雅でいいなぁ」といつも感じます。
彼女は複数の新聞を用意しているので、私は紅茶を飲みながら、新聞をパラパラとめくり、そして記事についてアウドさんとおしゃべりします。
元先生だったアウドさんは、目ざとく「ジュンコ、この記事は読みなさい」と、私が興味を持ちそうな記事をピックアップしてくれます。

長い時にはこの時間が1時間くらい続いて、ようやく朝食づくり。
ノルウェーや北欧は、たっぷりとした朝食が定番です。
いろいろなトッピングを載せたオーブンサンドや、オートミールなど。
アウドさんは、「毎朝、同じものを食べている人が信じられない」と言います。
毎朝、同じものを(パンはいろいろですが)そそくさと食べている私は「ホント、信じられないよね」って、嘘ついちゃいました。
待ち合わせの銅像
今日の予定は、13時頃に街中の職場で働いているノルウェー人の友達とお茶をする、からスタートです。
日本だと、「ちょっと友達が来ているんで、お茶してきます」って、あまり聞いたことないような・・・。
でもノルウェーは自由。うらやましい!
で、待ち合わせ場所で待ったのですが、10分を過ぎても現れない・・・
携帯に電話すると、私との約束を別の日と勘違いしていた、とのこと。
「今、カールヨハン通りで、息子とアイス食べているの。」と言って、慌てて私を迎えに来てくれました。

カールヨハン通りに面したアイスショップには、友達の中学生の息子さんが一緒でした。
何でも学校の試験が終わって、二人で豪華なランチ(スシ!)を食べて、アイスを満喫中だったとのこと。
私も急遽、アイスを食べることになりました・・・。大盛況のアイスショップ

実は、友達は離婚していて、子どもたちは彼女と一緒に暮らしていますが、ヨーロッパの別の国で暮らしている元夫のもとへ子どもたちは、頻繁に訪れているそうです。
ノルウェーは共同親権の国なので、なるべく離婚しても、子どもはお父さん、お母さんと一緒に過ごせるよう努力しているケースが多いですね。
息子さんは、「夏休みは、パパとフランスに旅行するんだ」と嬉しそう。

友達は、幾つか私がオスロで訪れるべき場所を教えてくれて、別れました。

まずはナショナルギャラリーで、ムンク生誕150年を祝って開催されている「ムンク特別展」へ足を運びます。
通常は「ムンクの部屋」が2階にあるのですが、特別展では2階すべてはムンクです。
各部屋が「愛」とか「孤独」などテーマ別に絵が飾られています。壁の色もイメージに合わせて違っていて、ノルウェー人の本気度が伺えました。撮影禁止なので、写真はありません。
外国人観光客が多く訪れていました。日本人はそれほどいないかな・・・と思って地下のトイレに入ったら、そこには大量の日本人グループが・・・。
皆さん、帽子をかぶっているので、すぐに分かりますね。
ナショナルギャラリー/ムンクのM
それから近くの本屋さんへ行きます。
Norliは、語学書が充実していて、アドバイザーのおじさんが何年も同じで、つい親しみを覚えてしまいます。
私がレッスンで使っているテキストで、上級クラス用に何かないかなぁ・・・と尋ねたところ、「これ以上のレベルの本はないよ」と教えてくれました。
ただ、外国人のためのノルウェー語テキストの本自体は、確実に増えているので、それだけノルウェーへ移民が増加していることを物語っています。

そして、絵本のコーナーに行って、日本のピアノの先生にノルウェーの絵本を買いました。
「プレゼント用に包んで」とお願いすると、ノルウェーおなじみのプレゼント包装=細いヒモをはさみの刃でしゃーしゃーと伸ばすを実演。こうするとヒモがクルクルして、華やかな雰囲気になるんですよ。
「それ面白いから、写真撮らせてね」と言ったら、店員さんは照れてました。
ヒモをはさみでしゃーしゃー@/A

まだこの日は予定がありました。
(つづく)


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