2013年夏 オスロところどころ


その3〜オスロMathallen探索〜

2013年6月15日(土) つづき

私は極度の方向音痴です。
従って、これから行こうとしているオスロの新名所Mathallen(マートハーレン)へたどり着けるか不安でした。
Mathallenは、ノルウェーで初の室内型の高級食市場です。
先日の「北欧ぷちとりっぷ」(#北欧ぷちとり)というイベントで森百合子さんが、他の北欧諸国で、次々とそうした施設ができていることを教えてくれました。
ノルウェー人は遅れを取りながらも、「僕たちだってできるもん!」って作ったのでしょうね。
Mathallen Oslo
バスでオスロ中央駅(オスロS)で降り、トラムに乗り換えます。
目的の駅にたどりつき、サイトからプリントアウトした異常に素っ気ない説明文を読みながら、歩きます。
通りの名前を確認しながら、歩いて、歩いて、歩いて、歩いて・・・。
本当にこの方向であっているのか不安MAXになったところで、思い切って
「すみません、Mathallenはどこですか?」
と歩行者に尋ねると、
「あとちょっと歩いて右側よ」
と教えてもらい、とりあえず方向があっていることにほっとします。

ちょっとした川を渡ると、「VULKAN」と書かれたモダンな建物陣が建っています。
その中にMathallenがあるのだ・・・と理解して、目的地を探すと「あった!」。
はやる心を抑えて、どきどきして入ってみると。
時間が早いせいか、まだお客さんは多くなかったです。これはゆっくり見学できる、しめしめと喜びました。

本格的な魚屋さんで、ノルウェーで初めて見る大きなタコが陳列されていました。
はい、丸々、1匹です。
ノルウェー語では「タコ」も「イカ」も同じ単語ということで、これまでタコなんて、かの地で食べたことがなかったんですが、あるところにはあるんですね〜。
タコ!肉!PANKO
鮮肉コーナーも、いかにも「高級!」って感じのおいしそうな肉がいっぱい並んでいます。
あと普通、庶民的なただずまいが特徴な「アジア系移民のお店」も入店していました。おいしそうなパン
どれどれアジア人の目でじっくり目踏みしてやろうじゃないの、と思ってじろじろ商品を見ていると、「Sushi Kit」やら「Panko」まで売っていて驚きました。
「パン粉」使って、何の料理をするのでしょうか?

他にも、もうよだれが出そうにおいしそうなパン屋さん、ノルウェーにしてはかな〜り頑張っているマカロンや高級チョコレートが売られているお店など、「ここはどこ?今はいつ?私は誰?」状態です。
ホント、18年前に初めて留学した頃と比べて、ノルウェーの食がいかに充実したか、もう涙なしでは語れません(って、どんな立場?)。

マカロン
実演のパンケーキのような物を焼いている女性がいたので、「これ何ですか?」
と尋ねたら、「Lapparよ」と教えてくれました。
ごく薄いパンケーキ状のLapparの上に、ジャムを載せて食べる趣向らしい。
せっかくここまで来たから記念に食べてみるか、とLapparと紅茶を注文し、テーブルに座り、旅日記を猛烈な勢いで書き始めました。
Lapparは素朴な味わい。甘くもなく、あっさり目です。
ブルーベリーのジャムと相性がいいので、軽いお昼にオススメです。
実演は人を引き付ける

食べ終わって紅茶を飲んで、旅日記を書き終えて、さてっとテーブルを立ったところで、
「先生!」
という日本語が、ホールの中に広がり、驚いて声の方向を見ると・・・。
(つづく)




「旅のあれこれ」トップへ戻る
2013年夏オスロところどころ その2へ
2013年夏オスロところどころ その4へ

ホームへ戻る
Home