2014年 ノルウェーへの旅   
           その2〜のんびりノルウェー人に変化?〜
    

ノルウェーに行くたびに、自分がいかに「せっかちか」ということを思い知らされます。
レジに長蛇の列ができても、お構いなくマイペースで対応する店員。
後ろに並ぶお客さんも、「待つのには慣れている」といった風情でのんびり構えています。
そんな光景にイライラする自分・・・。たまに嫌気がさします。

今から約100年前に、ノルウェーを訪れた英国人たちはこう記しました。
「ノルウェー人たちは、とんでもなくのろまに生まれついた。」(イギリス人、キツいわ〜)。

小さなところに、ノルウェー人の「のんびりさ」加減に気づかされることもあります。
それはエレベーターに「開く」ボタンはあっても、「閉じる」ボタンがないこと。
日本では、オフィスやマンションでも、すぐに「閉じる」ボタンを押すのが一種のマナー。
でもノルウェーでは、エレベーターの扉がゆっくり閉じるまで、誰も微動だにしません。

今春、来日した「キュッパのはくぶつかん」の作者オーシルさんも、「日本のエレベーターは動きが早い!」と感想をもらしていました。

・・・しかし、5月のノルウェーの旅で「小さな変化」に気づきました。
オスロで泊まったホテルには、「開く」ボタンと「閉じる」ボタンがあったのです!
エレベーターのボタン
すみません、写真が見にくいですよね〜。
ただ私は、「そーいえば、こういうエレベーターが増えた気がする」と思い当たったのです。
特にオスロのホテルは、まだ新しく、おそらく「外国のエレベーターでは“閉じる”ボタンがあるから、うちも採用!」ということになったのでしょうか。

ただ、すべての建物のエレベーターが「閉じる」ボタンが付いているわけではありません。
ベルゲンで泊まったホテルは、もっと古い(いい言葉で言えば“クラシック”)なので、エレベーターには「開く」ボタンしかありません。
えれべいーたーのボタン
・・・すみません、もっと見にくい写真で。これでは心霊写真ですよね〜。
みなさん、「念をこめて」写真を見つめてください・・・。

ということで、段々、ノルウェーでも「閉じる」ボタン搭載のエレベーターが「標準」になるでしょうか?
「のんびり」ノルウェー人に、小さな変化を感じた瞬間でした〜。


(つづく)

norway yumenet official blog 140611より転載しました−



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