ノルウェー人が日本にやってくる
           その1〜下準備編〜
    

今まで「旅のあれこれ」では、日本からノルウェーへの旅体験などを書いてきました。
もし私が超やり手だったら、年に何回も渡ノルして、季節ごとのノルウェーの魅力を皆さんにお伝えできるでしょう。
しかし、いかんせん零細フリーランサーなので、年1回のノルウェー旅行が精一杯。
今年6月のオスロ1週間の滞在も、半年くらい引っ張って連載したほどです。気分はウキウキ♪

今年は、新年早々、ノルウェー人の知人の知人たち一行をボランティアで東京案内したのですが、その時にひらめきました。
「そうだ、日本にやってくるノルウェー人の“取説”を書けばいいのでは??」と。

無駄にノルウェーと関わっている年数が長いので、来日したノルウェー人の「生態」や「行動」パターンは、少しずつ学習してきました。

まずこのシリーズ1回目は「下準備編」です。



ノルウェー人が来日するというメールは、ある日突然、やってくることがあります。
皆さんのお友達や知人、仕事でつながりのある方かもしれません。
まずは深呼吸して、メールを読み、以下のことを確認or推測しましょう。

1)いつ来るの?
 →「秋ごろ」とかあいまいな表現は要注意!

2)どれだけ頼ってきそう?
 →ホテルを教えてほしい、オススメの都市を教えてほしい、など「全依存」ツアーかどうかチェック!
  場合によっては休みを取る必要があります。
  ほっておいても大丈夫そうな人ならば、最低限のアテンドで大丈夫です。

3)うちに泊まりたい?
 →ノルウェー人は自分の家にゲストを泊まらせてあげるのがそれほど珍しくないので、それをこちらに求めることも多々あります。

4)遊びor仕事or視察?
 →目的によって、アテンドしてあげるスポットが変わってきます。

そしてもっとも大事なのは・・・

5)自腹旅行or他人が払ってくれる旅行?
 →自腹の場合はリーズナブルなホテルやレストランを探してあげましょう(居酒屋上等です!)
  会社もちなどの場合は、これ幸いと高いレストランに連れて行き、おこぼれにあずかりましょう!

概して、ノルウェー人は長いメールは書きません。なので、必要最低限度の情報しか書かれていない場合があります。
もちろん、上にピックアップした事項は、知ることが必要ですが、世の中には「知らない方がいいこと」もあります。
時に親切心から、いろいろお世話をしてあげて、「アリ地獄」にはまることも・・・。
ノルウェー人は、あまりサービスの発展していない国で暮らしている国民なので、「手取り足取り」の「お・も・て・な・し」は不要なことが多いのです。

他に困ったケースとして、「来日するんだけど・・・」とメールをもらって返事をしたのにもかかわらず、その後、音沙汰なしの場合です。
ノルウェー人は、メールのレスがとても早い人とそうでない人の差が激しいです。
その方とのおつきあい具合によって、こちらから「来日の件はどうなったの?」とメールで確認をうながすことも必要です。
そうでもない人は、「ほっておく」というのがオススメです(注:ほっておいたら、来日直前にメールが舞い込むこともありますので、もう一度、深呼吸しましょう)。

・・・・と脅かすようなことを書きましたが、最低限、これだけを押さえておけばOKです。

来日するノルウェー人のフルネームと来日する日、宿泊ホテル

ホテルのレセプションで会う場合、時間通りノルウェー人が来ない場合があります。
その際は、レセプションでノルウェー人の名前をスペルで伝えて、確かに宿泊しているか確認しましょう!

不安は山のようにありますが、いざノルウェー人と対面すると拍子抜けするくらい「Hei!」と明るいスマイル。
さぁ、ノルウェー人をアテンドしますよ〜。

(つづく)

norway yumenet official blog 140128より転載しました−



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