各回のまとめ
■イベントレポート■ 


「ノルウェー語にトライ!2013」
 〜日本人とノルウェー人による言葉の交流〜


開講日時: 2013年4月18日(木) 19:00〜21:00
参加者数: 75名(事前申込制)
会場: ノルウェー王国大使館 多目的ホール
講師: 青木順子(ノルウェー夢ネット代表)
     Jack Andrews Løken (ジャック・アンドリューズ・ローケン)

●イベント紹介文
「ノルウェー語」って聞いたことがありますか?
未知のノルウェー語に少しでも触れてみたいと思いませんか?
旅先でちょっとノルウェー語を使ってみたいと思いませんか?

そんな疑問やご希望にお答えしながら、より多くの皆様にノルウェー語の魅力を感じていただくイベント「ノルウェー語にトライ!」は2010年にスタートし、すでに3回を大好評のうちに催しました。
そして、内容を新たに第4回目を今年もまた開催されます。
実際にノルウェー語に触れて、少しでもノルウェー人とコミュニケーションでき るように、チャレンジしてみましょう。解説は全て日本語で行いますので、予備 知識は一切、不要です。
プレゼンターは、「ノルウェー語のしくみ」や「ニューエクスプレス ノル ウェー語」の著者の青木順子と、ノルウェー人留学生のジャック・アンドリュー ズ・ローケンの2人が務めます。
ノルウェー語ができるようになると、ノルウェーの様々な現地情報を入手できた り、ノルウェー人との距離がぐっと近くなります。
まずは挨拶から始めてみましょう!

●イベント内容
言語グループ/2つの公用語/スカンジナビア語それぞれの「ありがとう」/スウェーデン語はかっこいい?/スカンジナビア人同士のコミュニケーションは?/フィンランド語は?/ノルウェー語 2つの公用語/2つの公用語の分布地図/どうしてこんなに似た言葉が2つもあるの?/ノルウェー語の現代史/それぞれの主張/言語の統一を目指して/戦後の言語闘争激化/ブークモール保守派の巻き返し/全国に広がる共通ノルウェー語への反発/ニーノシュク保守派も反発/ノルウェー語の方言/方言地図/方言のバリエーション/アルファベット/よく使うフレーズ/文のしくみ/旅先で使えるフレーズ/ノルウェーでは非日常的なナンパ/ノルウェーで人気の男の子の名前/ノルウェーで人気の女の子の名前/キラキラネーム/野菜や果物を使った表現/クイズ大会/役立つインターネットサイト/質疑応答

●主催者後記

今年で4回目を迎えた「ノルウェー語にトライ!2013」。
実は、「今度もやっていいのかな?」と少し悩んだんです。
もう皆さんに飽きられているのでは?参加して下さる方はいるのだろうか?
などなど、根がネガティブなので、なかなか踏ん切りがつきませんでした。

ですが、通常レッスンやセレクトレッスン、サロンで「以前、ノルウェー語のイベントに参加しました」とおっしゃって下さる方とお目にかかれることが何度かあり、「4回目もやってみようかな」という気持ちに傾きました。

今回のパートナーのJackは、ご覧になった方はお分かりのように、声は大きめでいつもハツラツ、そして努力家です。
イベントの前日に「アドリブ振るからね。ツッコミに答えられるようにしといてね」
とメールを送ったら、相当真面目に「ツッコミとは?」と悩んでしまったそうです。
ごめんなさい!

さてイベントは、今回もたくさんの方のご応募を頂きました。
そして当日は、お仕事帰りの方が多かったと思いますが、続々と会場が埋まっていく様を見て、嬉しい気持ちと緊張する気持ちになりました。

ノルウェー王国大使館のスノーフリッド参事官からご挨拶をいただき、プレゼンテーションが始まりました。
初回から心掛けているのは、いかにマイナーな「ノルウェー語」を分かりやすく楽しく、皆さんにご紹介するか、それに尽きます。

人口500万の小国であるノルウェーにどうして似たような公用語が2つもあるのか?
これはノルウェーの歴史とも関連して、とても興味深い現象です。
こうしたちょっと「お勉強」チックなプレゼンから、皆さんに声を出していただき「アルファベット」や「よく使うフレーズ」など、Jackに発音してもらう実践的な時間も設けました。

またノルウェートリビアのコーナーで、ノルウェー人も知らないような「フシギな表現」を取り上げました。
ナンパの決まり文句もご紹介しましたが、ぜひノルウェーへ旅行された際は実践してみてはいかがでしょう??(結果は保障できませんが・・・)。

そして恒例のクイズ大会。
今年も正解率が高く、用意していたものでは優勝者が決まりませんでした。
ですが、見事、優勝されたのは現在、交換留学でノルウェーに行っている元生徒さんのお母様でした!
ちなみに景品は、毎度おなじみFukuyaさんから入手したFiggjoのヴィンテージのコーヒーカップです。

さて。
ご参加下さった皆さんは、少しでもノルウェー語を身近に感じて下さったでしょうか?
ノルウェー人はノルウェー語でTakk(ありがとう)と言っただけで、すごく喜んでくれます。
もうちょっと話せば、さらにテンションUP。
まさに「愛すべきノルウェー人」。
ぜひぜひ、イベントで覚えた単語やフレーズを使ってみてくださいね。

最後になりましたが、本イベントをサポートして下さったノルウェー王国大使館広報部・伊達様、ご挨拶を頂いたスノーフリッド参事官、そしてそして、イベントのスタッフの皆さまに心からお礼を申し上げます。Jack、本当にどうもありがとう!
(Aoki)

たくさんの方々が来てくださって本当に嬉しく感謝しています。
このイベントに関わることができて、とても素晴らしかったです。
特に、青木さんは、僕と忍耐強く共同作業をしてくれて感謝しています。
会場には多くの人が集まって下さり、ノルウェー語に関心を示してくれたのは信じられない気持ちです。
ノルウェーという小さな国からやってきたノルウェー人として、あれだけ大勢の方々がノルウェー語を学びたい、と思って下さったことに嬉しい気持ちと誇りでいっぱいです。
皆様はノルウェー語に興味を持って下さったかわかりませんが、楽しかったです!
ありがとうございました!
(Jack)

今年もまたスタッフとして参加しました。
回を重ねるととかくマンネリ化するものですが、このイベントは違いますね。毎回、青木がペアを組む相手のノルウェー人講師のお人柄が上手く引き出されて、主催者の私も楽しめます。毎年参加してくださる方々も、きっと同じお気持ちではないでしょうか?

実はもう一つ、私だけの特別な楽しみ方があります。
それは”門番コミュニケーション”です!
ご存知の通り、最近は大使館のセキュリティが厳しくなって、門扉で皆様のお名前を伺っておりますが、その時に必ず大使館側の方が、監視役として立ち会ってくださいます。
今回は研修で来日中のキュートなノルウェー人女性。
駅から歩いてみえるお客様には流れがあるので、合間、合間は意外と暇を持て余すのですが、ノルウェー人と二人きり、黙っている空気にはとても耐えられず、嫌でもコミュニケーションを取ることになります。しかも、来日してから浅い彼女は、ほとんど日本語ができません。嫌でも私の方が、つたないノルウェー語で話しかけることになります。(私の場合は英語という選択肢を持ち合わせていません・・・)
この時間が、意外と楽しい。
「そうかあ、私はこの時のために、ノルウェー語を習っているんだあ。」
と、青木センセイに感謝の気持ちが沸き起こります。
私がノルウェーに住んでいたのはもう一昔も前のこと。
何もしていなかったら確実に忘れているだろう、その貴重な言語を、少ない語彙でもなんとかコミュニケーションが取れると、わくわくします。たぶん(これは私の勝手な想像ですが)多くのノルウェー人は、初対面で英語で話すよりも、下手でもノルウェー語を使ったら、ぐっと身近に打ち解けてくれるのです。
というわけで、ほとんど役に立つことがなさそうなノルウェー語ですが、、習う価値はあると思います!
今回はいつもと、ちょっと違う視点で、私の個人的な体験を書かせていただきました。

こんな機会を与えてくださる関係者の方々と、ご多忙な中、ご来訪くださった皆様方に心から御礼申し上げます。
(Yoko@ノルウェー夢ネット管理人)

Jack先生との講義はハイテンションで♪


※2010年のイベントの様子はこちらのレポートでご覧になれます。
※2011年のイベントの様子はこちらのレポートでご覧になれます。
※2012年のイベントの様子はこちらのレポートでご覧になれます。

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