![]() ノルウェーについて学ぶサロン・講座レポート 第36回 「ノルウェーのジャズ」 〜過去と未来をつなぐ独自性〜 |
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開講日時: 2009年4月18日(土) 13:00〜15:00 参加者数: 14名 ●テーマ紹介文 実はこれまでサロンで取り上げてほしいとの声が多数寄せられていたテーマ「ノルウェーのジャズ」。この度、音楽評論家/プロデューサーのマーク・ラパポートさんのご協力をいただいて実現する運びとなりました! アメリカで生まれた音楽形式ながら、ジャズは早くから世界各国で大衆音楽として受け入れられ、第二次世界大戦後、特に50年代以降のヨーロッパではジャズを独自に発展させた例も見られます。中でもノルウェーはジャズ先進国として知られ、多くの個性的なアーティストを生みながら、欧州はもちろん世界中のジャズ・ファンの注目の的になりつつあります。 古くから伝わる民族音楽から最新のダンス・ミュージックまで、様々な要素を有機的に消化しながら自己主張し続けるノルウェーのジャズ。 あなたも楽しんでみませんか? ノルウェー語ワンポイントレッスンは「街の音楽祭に出かける」です。 ●講演内容 講師プロフィール/北欧特有のジャズ・スタイルの誕生まで/本日、皆様にご紹介したいアーティストたち:《ノルウェー・ジャズ四天王》の出現、Jan Garbarekの功績、現在のシーンを引っ張る《新四天王》、トロンハイム音大から飛び出した《アンチ山岳ジャズ》の雄 ●ノルウェー語レッスン 街の音楽祭に出かける Å dra på musikkfestivalen i byen ●付録 新規参加の方には・・・語学資料「ノルウェー語とは」 その他 ノルウェー大使館、フィンツアー、スカンジナビア政府観光局 提供の資料多数 |
●主催者後記![]() 当日、マークさんは自身の2万枚のコレクションから、ビギナーに優しいCDをセレクトし持参、そして様々な曲のさわりを聴かせてくれました。 ノルウェーのジャズのお話を聞いていて、他のジャンルと重なるな〜と感心したのは、人的ネットワークの密度(みんながみんなの知り合い)、そして個性重視!の姿勢でしょうか。 マークさんがセレクトした曲の中には、「これがジャズ?」というような不思議なものがありましたが、「ジャズとはこうありき」という狭量な考えとは真逆の、多様性を認める太っ腹加減をうかがうことができました。 今度はぜひライブで音楽を聴きたい!と思えた素晴らしいプレゼンテーションをありがとうございました。 また本講座の実現には、ノルウェー大使館の伊達さんのご尽力なしには不可能でした。改めまして、御礼を申し上げます。 (Aoki) 皆さんが熱心でほっとしました。今日ここに来るのにそれが心配でした。寝ている人がいなくて良かったです! (Mark) ジャズの世界に無知な私は、このサロンの打合せで初めてマークさんにお会いするまでは、どんな方かと小さな不安を感じていました。ところが、実際にお目にかかったマークさんは大変お話が上手な気さくな方で、ジャズは特別なものではないことを教えてくださいました。 特にノルウェーのジャズが、ノルウェーの雄大な自然と気候、風土の中で生まれ育ったとのお話は、実際に曲を聴かせていただくことで本当にその風景が浮かんできて素直に感動できました。 これまでもノルウェーをテーマに様々な分野の方々のお話を伺ってきましたが、根底にあるものの共通性を改めて感じました。音楽も、デザインも、スポーツや社会福祉政策も、「ノルウェーらしさ」を失わず、良い意味で頑固であり続けてほしいな、と願います。 (Yoko) ノルウェーのジャズを常時聴いていたいという方、こちらのサイトはいかがでしょう? NRK JAZZ http://www.nrk.no/nrkjazz/ (上方にある「HØR NRK JAZZ」をクリックすれば現地のラジオが楽しめます) |
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